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大分市府内五番街で「ちょんまげ&ビール」 「外国人客と一緒に」とお願い

「『PUBちょんまげ』を広めて」と呼び掛ける藤井さんと侍

「『PUBちょんまげ』を広めて」と呼び掛ける藤井さんと侍

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 大分市の府内五番街商店街で現在、ちょんまげのかぶり物を付けてビールを味わう風変わりな「PUBちょんまげ」が開かれている。ラグビーW杯の観光客をもてなす仕掛けだが、動線から微妙に外れているのか「目当ての外国人がほとんど来ない」。今後は駅前のパブリックビューイング(PV)会場などに、積極的に告知に出向くとしており、担当者は「イベントの存在を広めてほしい…できれば連れて来てほしい」と「お願いの声」を挙げている。

1卓に1つ「ちょんまげ」のかぶり物

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 府内五番街商店街振興組合(大分市府内町2、TEL 097-534-2483)の主催。石畳が続くオープンモールの風情を味わってもらうほか、駅前PV会場の祝祭の広場と「おおいた食と暮らしの祭典」で多彩なイベントがある大分城址(じょうし)公園やふないアクアパークなどの回遊につなげる目的で企画した。

 ラグビーW杯大分開催と日本戦の前日と当日に、通りに椅子とテーブルを用意し、約10店舗が店前に屋台を出す。ビールやワイン(ともに500円~)のほか、焼き鳥、唐揚げ、ポテトフライ、コロッケなど「各店自信のメニュー」を日替わりで販売する。

 目玉はちょんまげを模したおもちゃのかつらをかぶってもらい記念写真を撮影するサービス。町娘のかつらや着物(1着)や模擬刀も用意している。

 イベントは10月1日から始めたが台風18号の影響もあって客足が伸びす、初日は早々に店じまいした。大分の開幕戦となったニュージーランド対カナダ戦があった2日は「大いに期待したがほとんど来なかった」という。副理事長の藤井俊之さんは「祝祭の広場からこちらの北側に流れる動線がない」とした上で、「中には写真を撮られると、お金を取られると思っている外国人もいた。こうした仕掛けに対する文化の違いもありそう」。

 同組合では、ふないアクアパークで5日から始まる「グッドふないビレッジ&キッズパーク」(5日~14日)や「Let'sワイン」(5日・6日)への「導」線にもしたい考えで、今後は祝祭の広場などでの告知に励むという。

 藤井さんは「観光客の大分再訪を考えると、W杯仕様ではない日常に近いところも見ておいてほしいと思った。商店街ならではの味と空間を伝えたいので、盛り上がったらぜひ一緒に来てほしい」と話している。

 「PUBちょんまげ」の開催日は4日(18時~)、5日(17時~)、8日(18時~)、9日(13時~)、18日(18時~)。準々決勝の19日・20日は13時~。ミニライブを随時、開催する。

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