スポーツクライミングのボルダリングを楽しむ屋内施設「CEEKER'S CLIMBING GYM(シーカーズクライミングジム)」(別府市堀田4、TEL 0977-85-7019)が11月2日、別府インターチェンジ近くにオープンした。
別府市に「シーカーズクライミングジム」をオープンした佐藤さん
オーナーは別府市で造林業を営む佐藤竜一さん(29)。ボルダリングを趣味としていたが、市内に専用施設がないことから「自分で楽しむのはもちろん、この面白さを広く知ってもらいたい」と新しい空間を開設することにした。
建設資材用の倉庫を借り、8月中旬に内装工事に着手。約2カ月半をかけて完成させた。広さは約250平方メートルで、3面の人工壁(クライミングウォール)のほか、1階にフロントと男性用更衣室、2階に休憩および観覧用のスペースと女性用更衣室を備える。
壁の高さは4メートルで、傾斜は緩やかな85度から順に90度、100度、110度、120度の5パターンを用意。つかむ部分の「ホールド」は壁面ごとに難易度を考えて配置した。足元には落下の衝撃を吸収する厚さ25センチのマットを敷いた。
佐藤さん自身、スポーツ経験はほとんどなかったが、試しに挑戦したボルダリングの魅力にどっぷりとはまったという。名前にある「シーカー」は、「探索者」を意味する「seeker」の「s」をクライミングの「c」に置き換えた佐藤さんの造語で、「進むべきコースを探り、手足の運びに頭を使うスポーツ。考え、楽しみながら登ってほしい」と話す。
初回(会員)登録料1,100円。一日利用は一般=1,760円、学生=1,540円、中高生=1,320円、小学生以下=1,100円(土日曜・祝日は220円増)。1時間単位での利用も可能。月会員制度、回数券あり。曜日割引は月曜=学生、火曜=男性、水曜=女性、木曜=別府市民、金曜=家族で、一日利用を1,100円にする。レンタルはシューズ(330円)、チョーク(110円)。
スポーツクライミングは2020年の東京五輪に初採用されるなど、注目度は一段と高まっている。佐藤さんは「個人的に別府でもボルダリング人気が広まっていけばうれしい。お母さんや子どもが登りやすく楽しめる設定にしているので、一度、体験してみてほしい」と呼び掛けている。
営業時間は月曜~金曜=14時~21時、土曜=10時~21時、日曜・祝日=10時~20時。火曜定休(年内は無休)。