場外舟券発売場「ボートレースチケットショップ由布」(由布市挾間町七蔵司、TEL 097-583-0610)が11月26日、大分県由布市にオープンした。ボートレース大村を運営する長崎県大村市による設置で、場外舟券売り場の開設は大分県では初めて。
全国で78カ所目で、九州では25カ所目。ボートレース大村の場外発売場としては14カ所目で、事業着手の2011(平成23)年度から8年越しでの開設となった。
施設は木造平屋の1階建てで約1000平方メートル。座席数は、無料一般席104、有料席25、有料個室2部屋(各3席)の135席。発売および払い戻しの窓口は8カ所で「規模としては中型」(大村市場外発売場推進課)。敷地面積は約1万2600平方メートルで駐車場は369台分を備える。
開場時間は10時~ナイターレース終了(21時ごろ)までで、ボートレース大村の全レースほか、一日最大8場・96レースを年間最大360日発売する。一日の利用者数平均500人、発売金額500万円、年間売り上げは約18億円を目標とする。由布市には、舟券売り上げの1%を環境整備費として支払う。
26日は9時50分から式典を開催。園田裕史市長が「由布市の方々の日常に新しいレジャーを提供したい」とあいさつし、由布市の相馬尊重市長らとともにテープカットを行った。開設の記念に、先着200人にマグカップを配布。大分市から来場した30代の男性は初めて舟券を購入したといい、「競艇はユーチューブ動画でも人気になっているので興味があった。大分市内から車で20分ぐらいなので利用しやすい」と話していた。