JR九州大分支社は2月11日、貸し切りの婚活列車「う▽すきすきトレイン」(▽はハートマーク)を大分-臼杵駅間で初めて運行する。出会いを求める男女に列車の旅や人気レストランでのビュッフェ料理などを楽しんでもらう内容で、担当者は「バレンタインデーを前に新しい恋を応援させてほしい」と参加を呼び掛けている。
若手の運転士、車掌、保守点検担当らでつくるグループが地域を盛り上げようと企画。「うすき」の「すき」をハートマークで表すなどして「恋愛の聖地」を掲げている臼杵市の協力を得て実現した。
当日はディーゼルカー1両を特別ダイヤで運行。行きは大分10時36分発、臼杵11時28分着、帰りは15時50分発、16時55分着。
運転士らがホスト役として同行。臼杵へ向かう車内で自己紹介と第一印象のチェックを行う。KIJOKAKU(臼杵市臼杵)でのイタリアンランチビュッフェやゲームイベント、食後の街歩きなどを通して親交を深めてもらう。帰りの車内でマッチングの結果を発表する。成立カップルには同レストランのペア食事券を進呈する(多数の場合は抽選)。
参加対象は20歳以上40歳未満の独身男女で、定員は先着各17人。参加費は男性8,000円、女性6,000円(スケジュール内の移動費、食事代、イベント費用を含む)。JR大分駅の旅行の窓口(TEL 097-534-3011)で受け付ける。
臼杵駅では市の観光PRキャラクター「ほっとさん」も出迎える。「駅の看板も『う▽』となっているので盛り上がると思う」と同支社の担当者。「乗車から食事、散策に至るまで日帰り旅行としても楽しめる。気軽な気持ちで参加してほしい」としている。