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大分市の「松乃湯」跡地に「上田椎茸専門店」 「温泉のようにのんびりした店に」

大分市の「松乃湯」跡地にオープンした「上田椎茸専門店」

大分市の「松乃湯」跡地にオープンした「上田椎茸専門店」

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 大分市の西大分にあった温泉施設「松乃湯」の跡地に2月10日、「上田椎茸(しいたけ)専門店」の松乃湯店(大分市生石港町2、TEL 097-576-9558)がオープンした。大正時代から約100年間、人々に愛されてきた町の湯どころが、大分名産品のシイタケを販売する新たな店として生まれ変わった。

番台や脱衣所、ロッカーなどに並ぶ乾シイタケ商品

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 昨年6月に惜しまれながら閉店した「松乃湯」跡地に店を開いたのは、別府市の老舗シイタケ専門店の常務・堤眞代さん(57)。銭湯ののれんを守ってきた先代のめいに当たり、「地元の人々に親しまれてきたこの場所を生かしたい」との思いで出店を決意した。

 本店は1949(昭和24)年創業の老舗で、大分市への出店は初めて。「松乃湯」でも定番の乾しいたけや人気の「椎茸こんぶ角煮」(140グラム、1,080円)などを販売する。

 温泉施設の雰囲気をそのまま残し、番台や脱衣所、ロッカーに商品を置く。現在は館内の半分の利用にとどまっており、今後は椅子に座って休憩できるゆったりとした空間も整えるという。

 「若い人たちにもシイタケに親しんでほしい」と、来店客に乾しいたけの使い方や調理法などを丁寧に伝える堤さん。「温泉のように、皆さんが気軽に来てのんびり過ごせる場となれば」と笑顔で話す。

 営業時間は10時~18時30分。

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