大分県は現在、女性移住者を紹介する動画「彼女が大分に来た理由」を配信している。主に30代の県外在住女性の大分移住を促進する目的で、2月28日から動画投稿サイト・ユーチューブで公開している。
東京都、神奈川県、兵庫県、福岡県から大分県に移り住んだ6人の女性を1人ずつ紹介。「出会い」「子育て」「仕事」をテーマに、それぞれの新しい暮らしぶりに迫っている。1人当たりの動画は約5分30秒で、6本をまとめた約2分のダイジェスト版も用意した。事業費は330万円。
「大分での出会い篇(へん)」には豊後高田市の清成麻理子さんが「関わりあうことで深まる地域との絆」、臼杵市の多々良麻子さんが「家族とともに丁寧な暮らしを」のタイトルで出演。「大分での子育て篇」には国東市の新田淳菜さんが「感動体験あふれる地で、のびのび子育てを」、豊後大野市の堀由佳さんが「自然の中で子どもの成長を感じて暮らす」を掲げて登場する。「大分での仕事篇」では日田市の田邉亜吏可さんが「自然に囲まれた山間のムラでこだわりのイタリアンを」、佐伯市の中村香純さんが「地元の人と旅する人が出会う接点に」の題でそれぞれの思いを語っている。
県内各市町村の移住支援策を活用した移住者は2018(平成30)年度は1128人で、2014(平成26)年度の292人から約4倍に増えている。今後、県は2024年をめどに2200人まで増やす方針を掲げており、県おおいた創生推進課(TEL 097-506-2038)では「一人一人の移住理由や充実した生活を伝える内容となっている。県外の人はもちろん、受け入れる側の県民にも見てもらいたい」と呼び掛けている。