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「殺処分減らせ」 大分県の「動物愛護センター」が野良猫に不妊去勢手術

不妊手術を受けた猫(おおいた動物愛護センターで)

不妊手術を受けた猫(おおいた動物愛護センターで)

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 大分県のおおいた動物愛護センター(大分市廻栖野、TEL 097-588-1122)は現在、野良猫を保護して不妊・去勢手術を施した後に地域に戻す「おおいたさくらネコプロジェクト」に取り組んでいる。昨年度、同センターが引き取った猫のうち9割近くが殺処分に及んだことを受けた対応で、繁殖を抑制し引き取り数を減らすとともに、野良猫の「地域猫」化を図ることで共生を目指す。

「さくらネコプロジェクト」の概要を漫画で解説

 昨年度、同センターが引き取った猫の数は2468匹。219匹が譲渡会を通して飼い猫として引き取られたが、約86%に当たる2134匹は殺処分に及んだ。このうち約70%が生まれて間もない子猫だった。プロジェクトはこうした現状を解決する「最も有効な対策」として4月から開始した。

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 同センター、地域活動団体やボランティア、市町村などと連携して実施する。各市町村に事前登録したボランティア団体などが、野良猫が居着いた場所を市町村に連絡。手術日が決まった後に猫を捕獲してセンターへ運ぶ。手術後は元にいた場所に戻し、猫の様子を見ながらふんの掃除や必要に応じて餌やりを行い地域猫として見守る。

 手術は無償で月1回実施。処置済みの印として雄は右耳、雌は左耳にV字(サクラの花びら)型の切り込みを入れる。1回につき100匹を目標としており、4月に24匹、5月は10匹に手術を施した。

 5月27日の手術日は獣医師11人、スタッフ6人、ボランティア3人が対応。飼い猫の印となるマイクロチップがないことを確認した上で処置を行った。仕事の休みを使って参加したボランティアの女性は猫の毛をそる作業を担当した。「個人でできることは限られていたので、大好きな猫を助けるプロジェクトに関われて良かった」と話した。

 同センターの佐伯久所長(62)は「飼い主のいない猫を減らす取り組みで、猫の命を助けたい、過剰繁殖による環境問題で困っているという声に応えられるようにしたい。子猫を増やす可能性が高い野良猫への餌やりはしないでほしい」と理解と協力を呼び掛ける。

 譲渡会は毎週日曜に犬・猫交互に開催。引き取りを希望する場合は事前の面談と講習が必要。ドッグランも事前登録制で、利用時間は9時~16時(月曜休業)。犬の登録・相談業務は月曜~金曜の8時30分~17時15分。

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