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別府市の城島高原でeスポーツイベント ゲーム×温泉で「元気取り戻す一歩に」

「別府おんせんLAN in 城島高原」を開く西村会長(左)と後藤社長

「別府おんせんLAN in 城島高原」を開く西村会長(左)と後藤社長

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 大分県民に、コンピューターゲームと別府の温泉や大分の美食を楽しんでもらう「別府おんせんLAN」が9月26日、別府市の城島高原ホテル(別府市城島高原)で開かれる。県内のeスポーツ団体と地場企業が連携して一歩を踏み出し、コロナ禍の別府に元気を取り戻す。

「別府おんせんLAN in 城島高原」のチラシ

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 大分県eスポーツ連合の主催。城島高原オペレーションズの特別協力を受けて開催する。別府市、焼肉セブン、ひかりのたまご、大分銀行、大塚製薬、Golfine、C4LAN、G333K、サイコム、ホリ、SteelSeriesの協賛。

 同連合の西村滉兼会長と同社の後藤康男社長が新型コロナウイルスの影響で停滞する別府の空気感を変えようと企画した。構想自体は春先からあり、当初は全国からゲーム愛好家200人以上を呼び込み2泊3日で実施する内容だったが、今回は大分県在住、上限100人に制限して単日で開催することにした。会場を提供する後藤社長は「現状の閉塞感は一歩を踏み出さないと変えられないと考えた。縮小しての開催となるが、地域の企業として協力したいと強く思った」と話す。

 367平方メートルの宴会場を使用。インターネット回線の「LAN(Local Area Network)」やディスプレーなどの設備を整え、ゲーム機器を持参した参加者同士で楽しんでもらう。ステージやスクリーンを使った多彩なイベント、自由に楽しめるゲーミングPC、射的、卓球のコーナーもあり、手ぶらの参加者も楽しめる。バルコニーには同時に8人が利用できる「足湯」も設置する。

 26日は10時開演。午前中は別府市のゆるキャラ「べっぴょん」のゲームイベント、飛び入り参加できる格闘ゲームのオープン戦を開催。午後からサバイバルゲームのオンライン全国大会、大分のeスポーツプロチーム「花天月地」のメンバーとのサッカーゲーム対戦、じゃんけん大会などを行う。参加型イベントには大分の特産品を賞品として用意する。イベントの合間に別府市の観光スポットなどをCMとしてオンライン配信する。18時終了予定。

 チケットはディスプレー付き専用席(16席)8,000円(JR別府駅送迎あり)、席なしパス(50人まで)2,000円。1枚につき中学生以下1人を無料で同伴できる。遊園地・城島高原パークの入園券、同ホテルの温泉入浴券、特製マスク付き。「りゅうきゅう」「とり天」などを味わえる特製ランチや限定宿泊プランも用意している。専用の応募フォームから申し込む。

 同連合は「ゲーム」「温泉」「観光」「食」を掛け合わせた切り口で大分観光誘致を図る「eスポーツツーリズム」に取り組んでいる。今後も同社と連携し、定期的に同様のイベントを開催していく方針。西村会長は「期間や対象は変わったが、描いていた仕組みやスケールは変わらない。県民限定としている分、ゆっくりゆったりゲームやイベントを楽しめると思う。あらためて別府や大分の魅力を味わってもらえれば」としている。

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