スマートフォンで自社商品のPR動画を作るセミナーが2月26日、大分市のトキハ会館(大分市府内町2)で開かれた。県内食品メーカーの担当者らが、オンライン商談時に印象付けられる動画作りのコツを学んだ。
大分県の主催。新型コロナウイルスの拡大で、ビジネス現場においてオンラインによる商談の機会が増えていることを受けて企画した。
講師に商業デザインなどを手掛ける「インプレス」の社長・綿貫裕崇さんを招き、午前中のセミナーと午後からのワークショップの2部構成で実施。会場に34人、オンラインで19人が参加した。
ワークショップは6グループに分かれて行った。参加者は、綿貫さんから手ほどきを受けながら、LED照明の当て方、揺れや傾きを補正する機器「ジンバル」を使った撮影方法、無料アプリを利用した画像補正や動画編集などを教わった。
定員の30人を大きく超える申し込みがあったことから、県では来年度の開催も視野に入れている。県商業・サービス業振興課では「オンライン商談の限られた時間の中では、動画を使った方がより効果的にPRすることができる。一度素材を作ればさまざまな使い方もできるので、活用していってほしい」としている。