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別府市が入浴剤「湯の花」入りの郵送パッケージ無料配布 「全国との絆深めよう」

大平山小では授業で「湯の花レター」を活用

大平山小では授業で「湯の花レター」を活用

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 別府市は3月12日から、別府温泉の入浴剤「湯の花」入りの郵送用パッケージを市役所など12カ所で無料配布する。「それぞれの大切な人」に送ってもらうことで別府と全国のつながりを強め、コロナ後の観光活性につなげる。

「湯の花レター」にメッセージを書き込む児童

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 新型コロナウイルス収束後の観光需要回復などを目的とした「べっぷつむぐプロジェクト」の一環。

 「湯の花レター」はハガキサイズ(縦14.8センチ、横10センチ、厚さ0.8センチ)の箱に湯の花1回分を入れた郵送物。送料分(94円)の切手は貼り付け済みで、表面に宛名、差出人、メッセージを記入するだけで投函できる。

 1万6000箱を用意する。うち約8200箱は2月25日から市内の小中学校に配布。3月12日からは一般用として市役所で約1500箱、3出張所(亀川、朝日、南部)と7公民館(中央、北部、西部、中部、南部、朝日大平山、東山)、ワンダーコンパス別府で約600箱ずつを配る。先着順。事業費は650万円。

 大平山小(秋吉政利校長)の5年1組では3月11日の午前中の授業で「湯の花レター」を活用。長田敏明教諭がプロジェクトの概要や地元特産の「湯の花」について説明した後、児童30人が県内に住む親戚や、県外の知人らに宛ててメッセージを書き込んだ。

 千葉県のいとこに送るという女子児童は「コロナで会えなくなっているので寂しい」と一言。「別府に帰って来たと思って温まってね」と書き込み、最後に温泉マークを添えた。

 小中学校での記入分は学校ごとに回収。3月中にまとめて発送する。

 市観光課(TEL 0977-21-1128)では「大切な人とのつながりを強め、絆を確認してほしい。市全体の力で別府を盛り上げられれば」としている。

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