別府市で合宿中のラグビー日本代表は5月30日、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)合流後のグラウンド練習を公開した。トップリーグプレーオフトーナメント決勝を戦ったパナソニックとサントリーの選手も合流しており、6~7月の欧州遠征へ向けチームづくりが加速する。
ジョセフHCは29日の合流時に「ハードワークを別府で始められてうれしい」としていた。30日はフォワード陣のラインアウトやバックス陣のボールを使った連携プレーを確認。選手に積極的にアドバイスを送った。
フォワード陣はスクラムの練習もスタート。スクラムマシンを使ったり、実際に組んで足の角度や伸ばし方などをチェックしたりした。
オンライン取材でプロップの稲垣啓太選手(パナソニック)は「4年前はキャンプ初日に100%で組むことはできなかったが、きょうは新しい選手も含めてしっかり組めた。スクラムのスタンダードの底上げができている」と強調。「プレッシャーをかけてコントロールし、ゲームの支配権を奪う世界一のスクラムを作りたい」と意気込んだ。
合宿は5月26日から6月8日まで非公開で行っている。6月12日の強化試合・サンウルブズ戦(静岡スタジアム)の後、渡欧。6月26 日にブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦、7月3日にアイルランド代表戦を行う。