見る・遊ぶ

大分・九重町の九重“夢”大吊橋、床一部を透明に 「谷底望むヒヤリスポットに名前を」

真下の谷底をのぞき込むことができる

真下の谷底をのぞき込むことができる

  • 37

  •  

 九重町の「九重“夢”大吊橋(おおつりはし)」(九重町田野)の中央部に、透明アクリル床板を通して真下の谷底をのぞき込める新スポットが登場した。管理センター(TEL 0973-73-3800)では「ヒヤヒヤと絶景を楽しんで、ピッタリの名前を付けて」と呼び掛けている。

鳴子川渓谷や原生林を真上から見ることができる

[広告]

 橋は長さ390メートル、幅1.5メートル。歩行面の中央に硬質の格子状板(グレーチング床)、左右にコンクリート床板が敷き並べてあり、このうち橋中央部2カ所の床板をアクリル板に取り替えた。

 アクリル板は1枚40.5センチ×99.5センチの大きさで、厚さは5センチ。強度や低温時の透過度や耐久度などを確認した上で、2枚重ねて設置し、約170メートル下の鳴子川渓谷や原生林を真上から眺められるようにした。高所が苦手な人は避けて通れる。

 同センターによると、時期や時間、天候によって見え方は変わる。「撮影時に自分の足を入れたり、アクリル板に自分を映り込ませたりすることもできる」とする。

 来場者が減少する梅雨時期や冬期に観光客を呼び込む目的で企画。実証実験として6月26日、一般公開を始めた。設置期間は、夏場は8月6日まで、冬期は12月3日~3月18日を予定。混雑が予想されるお盆や紅葉時期は渋滞を避けるため、一時的にアクリル板をふさぐ。

 同センターでは来場者を対象に、新スポットの名称を募集している。採用者1人に、町内施設の宿泊券やおおいた和牛など自分で選べる賞品(5万円分)を贈呈。管理センターと券売所カウンターに専用の申し込み用紙と投票箱を用意する。募集期間は本年度の公開期間中。

 「九重“夢”大吊橋」は2006(平成18)年10月にオープン。高さ173メートルは、歩道専用橋としては日本一。「日本の滝百選」に選ばれた「震動の滝・雄滝」や「雌滝」、「くじゅう連山」などを眺めることができる。名称は一般公募で決まった。

大分経済新聞VOTE

大分県の1番の魅力は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース