ヒントを基に制限時間内に部屋から脱出する謎解きイベントが9月18日、JR大分駅ビルのアミュプラザおおいた(大分市要町1)シティ屋上ひろば内「ちゃちゃくらぶ」で始まる。主催する大分市のボードゲームカフェJOGOは「難しくはないが、手応えは十分だと思う。親子で、グループで挑戦してほしい」と呼び掛けている。
「ルーム型謎解きイベントの面白さを大分に広めたい」と考えていたJOGO運営者・森貴之さんの企画で、「JRおおいたシティ」との共催で初めて開く。イベント名は「おもちゃナゾトキシリーズ『ちゃちゃくらぶからの脱出』」。
幼児向けルーム「おもちゃのチャチャチャ。ちゃちゃくらぶ」を活用。約43平方メートルの空間に仕切りを立て、外部と隔てた部屋を設置する。最大4人1組で、15分の制限時間内に部屋に隠された謎や暗号を解き明かし、扉の鍵を手に入れて脱出を目指す。
制作にはJOGOの常連が協力。全体の構成は花岡修一郎さん、空間デザインは長嶋大地さん(共に大分大学生)が担当した。花岡さんは、京都大学で謎解きサークルを立ち上げたほか、謎解きゲーム制作団体メンバーとしても活動する「本格派」。「ルーム型の謎解きはその高い没入感が魅力。ひらめきがあれば誰でも主役になれるところもいい」と話す。
花岡さんが「本気で、一生懸命考えた」という「謎」は関係者からも高評価。事前のテストプレーで「ヒントにつながる情報の使い方がすごい」「驚きや感動も味わえる」といった声が上がったという。
9日間の期間限定開催だが、「タイトルにシリーズと入れているように、謎解きの内容を変えて継続的に開催していきたい」と森さん。「ルーム型謎解きイベントは、恐らく『大分初』の取り組み。今後、『大分発』として根付いていけば」と期待する。
11時から30分間隔で開催(入れ替えごとに消毒・清掃)。一日限定12組で、当日先着順。料金は大人=1,000円(平日900円)、中高生・学生=900円、小学2~6年=500円、小学1年以下無料。会場には脱出時間を記したランキングボードを用意するほか、参加記念用のフォトブースも設置する。今月26日まで。