JA全農おおいた(大分市古国府)は現在、新型コロナウイルスの影響で流通が停滞しているレトルト食品「おおいた和牛こくうまカレー」を、県内の9市町のふるさと納税の返礼品として紹介している。
農林水産省の補助金を活用した生産者や事業者に対する支援事業。趣旨に賛同した国東市、中津市、津久見市、大分市、豊後大野市、日出町、竹田市、豊後高田市、宇佐市と連携し、期間限定品として提供する。
「おおいた和牛」は肉質4等級以上の高級肉で、「こくうまカレー」は精肉だけでは伝え切れない価値をPRする目的で食品企業と連携して開発。直販開発課は「スジやネックといったカレーに合った部分をとろとろに煮込んでうま味を引き出している。純米吟醸酒の酒かすを使っているのでコクとまろやかさも味わえる」とする。
1箱756円で主に土産物として販売していたが、「売り上げ9割減」という数字を受けて企画。仲介サイトの「ふるさとチョイス」の特集「チャレンジ応援品」に登録した。1袋200グラムで、5袋セットと11袋セットの2種類を用意。寄付金はそれぞれ5,000円と1万円。寄付額を下げるために外箱をなくしている。
「ふるさと納税の仕組みを考えるとかなりお得」と直販開発課。「大分ならでの一杯を味わって応援してほしい」と呼び掛ける。
10月31日まで。