12月22日は二十四節気の一つで、1年で最も昼の時間が短い冬至。別府市の「大分香りの博物館」(北石垣、TEL 0977-27-7272)のハーブガーデンではザボンを浮かべた足湯の開放が始まった。
ザボン(ブンタン)は別府市の特産の一つ。その大きさと優しい香りが特徴で、冬至や年末に市営温泉などで「ザボン湯」として使われる。
同博物館は別府大学の関連施設で、同大キャンパス内に湧く源泉を足湯用に引いている。「ザボン湯」は同大とのコラボ企画で初めて実施する。
22日は招待を受けた別府大学付属幼稚園の園児40人が来館。交代で足湯に漬かり、同大温泉愛好会の学生2人による紙芝居で冬至の説明を受けた。
60度以上の湯温を外気にさらして適温に。子どもたちは湯に浮かんだ8個のザボンを手に持ったり足で回したりしながら「いい匂いがする」「ぽかぽか温かい。ずーっと入ってたい」。笑顔で「入浴」を満喫した。
今月26日まで無料開放。時間は10時~18時。初日のみ、発酵食品学科の学生2人が「別府温泉水あまざけ」を振る舞う。