新年を迎えた大分市の長浜神社(大分市長浜町1)で、初詣客の無事を願う「御獅子様お出迎え」があった。
地域住民ら約30人でつくる「長浜神社獅子舞保存会」が2005(平成17)年から行っている。足立祐也会長(39)によると「獅子に頭をかまれると魔よけで一年を無事に過ごせる」という。
昨年は新型コロナウイルスの影響で自粛しており、2年ぶりの実施。1月1日、2日は若手約10人が集まり、そろいの法被姿で鳥居付近で「お出迎え」を行った。
笛や太鼓の五人ばやしに合わせ、「獅子」2頭が参拝客の頭の上で「カチカチ」と歯を鳴らした。長女と一緒に訪れた大分市の20代女性は「子供は怖がって顔を背けていたが、これでこの一年を健康に過ごせると思う」と笑顔。