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別府市舞台の特撮映画「ブゴン」、VFX編集で本格的に 大分怪獣クがCFで資金調達

「怪獣の湯 大怪獣ブゴン」のロケシーン(大分怪獣クラブ提供)

「怪獣の湯 大怪獣ブゴン」のロケシーン(大分怪獣クラブ提供)

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 大分の特撮ファンらで作る「大分怪獣クラブ」が現在、今春公開予定の映画 「怪獣の湯 大怪獣ブゴン」の編集費用を募っている。ウルトラマンシリーズの田口清隆監督が別府市で撮影した短編作にVFX加工などを施し、地元とブゴンと特撮への愛を込めた本格的作品に仕上げて送り出す。

CFのリターン品一覧

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 映画は「別府短編映画制作プロジェクト」の第3弾。大分怪獣クラブ(木本英輔会長)が生み出した「豊後の守護神・ブゴン」を中心とする王道の怪獣映画。ウルトラマンシリーズ作品を数多く手掛ける田口監督がメガホンを取り、「ウルトラマンオーブ」のジャグラスジャグラー役などで知られる青柳尊哉さんが主役を務める。

 撮影は昨年11月から12月にかけて別府市内で行われた。12月3日には別府温泉杉乃井ホテル(別府市観海寺)の閉館したばかりの客室棟ロビーでセメント爆弾を破裂させるシーンを撮影。田口監督は「ついこの前まで営業していた高級ホテルを爆破シーンで使えるのは極めてまれ。費用をかけた映画でもできない」としていた。

 同クラブ事務局によると、遠近法などを駆使し、限られた予算の中で制作してきたが、レアな爆破シーンを撮影できたことなどからチーム全体に「より良い作品に」という熱が高まっていったという。「特撮は後から映像加工できるメリットがある。なんとか資金を調達してより本格的な30分の特撮映画にしてもらおうと決めた」。

 クラウドファンディング大手の「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で実施。リターン品は1万円から10万円までの6種類で、ブゴンを招待する権利、ブゴンのソフトビニール人形、田口監督と青柳さんのサイン入り色紙やブゴンTシャツ、メッセージ動画などを組み合わせている。

 目標は350万円に設定。集まった資金は、撮影された映像にコンピュータグラフィックス技術を使って加工するVFX(visual effects=視覚効果)などの編集に充てるほか、販促グッズ作製、広告費、リターン品用に使う。期間は2月24日まで。3月以降、順次リターンの発送を始める。

 同クラブでは「自分たちの思いが名だたる監督にスタッフ、キャストの手で形になり、老舗映画館の別府ブルーバード劇場のスクリーンに投影される。地域住民や観光客などたくさんの人に楽しんでもらえる素晴らしい作品にするので力を貸してほしい」と呼び掛けている。

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