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特撮短編「大怪獣ブゴン」、田口清隆監督が別府で撮影 杉乃井ホテルで爆破シーンも

ブゴンを囲む河村部長、田口監督、木本会長、青柳さん(左から)

ブゴンを囲む河村部長、田口監督、木本会長、青柳さん(左から)

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 別府ゆかりの有志でつくる「別府短編映画制作実行委員会」は10月25日、別府市を舞台とする特撮映画「怪獣の湯 大怪獣ブゴン」の製作発表会見を別府温泉杉乃井ホテル(別府市観海寺)で開いた。閉館する同ホテル客室棟「Hana館」での爆破シーンなどを盛り込んだ王道の怪獣映画で、メガホンを取る田口清隆監督と主役の青柳尊哉さんの「ウルトラマンチーム」が意気込みを語った。

撮影には杉乃井ホテルHana館を活用

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 日本を代表する映画監督が、リレー方式で別府市を舞台とする短編を作る「別府短編映画制作プロジェクト」の一作品。プロジェクトは、観光の合間に有名監督が撮った別府ならではの作品を気軽に見てもらう取り組みで、第1弾は白石和彌監督(来年初めに撮影開始予定)、第2弾は土屋哲彦監督(8月に撮影済み)。

 第3弾の「大怪獣ブゴン」は、ウルトラマンシリーズ作品を数多く手掛ける田口監督がメガホンを取る。主役は「ウルトラマンオーブ」のジャグラスジャグラー役などで知られる青柳さん。伽藍岳から出現したブゴンに地元の青年が立ち上がる内容で、約30分の作品となる。来年春完成予定。

 「ブゴン」は大分怪獣クラブが生み出した「豊後の守護神」。大分名物の鳥天を象徴する「とさか」、高崎山の猿のような「赤い顔」、由布岳などの「背中の火山」が特徴で「口から熱温泉を放出する」。身長は60メートルで体重は10万トン。

 撮影は23日から27日までの5日間で「ロケハンで見た別府の良い場所ほとんど全てで撮影している」(田口監督)。25日はHana館の入り口やロビー、屋上などで撮影を行った。

 建て替えのため12月1日で閉館するHana館も活用。閉館後に再度別府入りし、大きな音と煙が上がる「セメント爆破」をロビーで行い、着弾シーンを撮影する。会見で田口監督は「直近まで普通に開いていたホテルを爆破してもよいと聞かされ、脚本を慌てて書き直した。商業映画の大作映画でもできないようなとんでもないシーンが撮れる」と意気込んだ。同ホテルの河村寛隆調理・購買部長は「Hana館最後の勇姿が残る。映画を見た人が別府に来るきっかけになり地域が盛り上がれば」と期待した。

 青柳さんは「撮影に関わる地元の人の熱量がすごい」とした上で、「温かい別府の人たちとブゴンと映画を作れるのがうれしい。全力で楽しませてもらっている。ブゴンが別府発、大分発の怪獣として全国、世界の人に知ってもらえる機会になる」と笑顔を見せた。

 大分怪獣クラブの木本英輔会長は「怪獣好きが集まったただのアマチュアグループなのに、田口監督や青柳さんたちに映画にしてもらえるのは本当に幸せ。夢の中にいる気分。身の丈に合っていない感じも、すごくする」と笑う。

 同クラブの清水尚美さん・希美さんの双子の姉妹は、時間を見つけては裏方やエキストラとして同行。別府育ちの尚美さんは、地元の若者の言い回しを出演女優にアドバイスする役割も果たす。「本当に夢のような時間。最後まで力になれるよう頑張りたい」。

 プロジェクト映画は、Beppuブルーバード映画祭での完成披露後、別府ブルーバード劇場での常設上映を予定する。売上の一部は、共同温泉の改修支援に充てる。

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