子どもたちがチアリーディングとダンスを披露する「ドリームライン エピソード1」が3月27日、大分市のiichiko音の泉ホール(高砂町2)で開かれる。
子ども向けのスポーツスクールなどを展開する一般社団法人「ONE ACADEMY(ワンアカデミー)」の主催。昨年4月の設立以降、初めて開く大型イベントで、3歳児から中学3年までの男女約200人が日頃の練習の成果を発表する。
チアは大在、南大分、大分、ダンスは田尻、別保、中筋、大在、西大分の計8校が参加。オープニング、各校の演技、特別出演の大野タカシさんによるゲストイベント、大会演技、エンディングの5部構成で実施する。幼少児は踊りやダンスが中心で、年長者はアクロバティックなジャンプなどを取り入れたプログラムを用意する。
3月6日は大在公民館で初の合同練習会があった。練習は私語を慎みマスクを付けたまま行われ、本番の舞台に立つ子どもたちが入場の流れや立ち位置などを確認した。
「ワンアカデミー」を設立した柿田智之さん(41)は日本文理大チアリーディング部の監督を17年にわたって務め、同部を全日本学生選手権大会ほか主要大会で26回の優勝に導いた名将。次のステップにチアの普及を目指し、より本格的なコーチ技術を身に付ける目的で早稲田大学大学院でスポーツ科学について学んだ。
「教え子の中には基本を知らなかったり、入学前に間違った指導を受けていたりする部員もいた。そういった子は伸び悩み、けがのリスクも高かった」と話す。「チアは体を動かし、笑顔を見せ、大きな声を出し、チームワークも重要という多くの要素が詰まったスポーツ。子どもの頃から適切な指導の下で習ってほしい」とする。
チアやダンスは競技性を持つ一方で、幼少期からの生涯スポーツとしても楽しめるという。「子どもたちがキラキラ輝く舞台を見てほしい」と呼び掛ける。
16時30分開場、17時30分開演。26日まで前売りチケット(1,500円~2,500円)を販売。全席指定。当日券は500円増しで、前売りチケット完売時は販売しない。