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JR別府駅西口に大分初の「アパホテル」 地域密着目指し佐賀の企業がFC運営

「アパホテル別府駅前」でテープカットを行う関係者

「アパホテル別府駅前」でテープカットを行う関係者

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 全国最大ホテルチェーンのアパホテル(東京都港区)は4月18日、大分県内初進出のアパホテル「別府駅前」をJR別府駅西口にオープンした。フランチャイズ契約を締結した竹下コーポレーション(佐賀市)が運営する。

デラックスツインのバスルーム

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 「別府駅前」はアパホテル365館目。地上11階建てで、客室数はシングル145室、ダブル20室、ツイン10室、デラックスツイン2室の177室。全室禁煙で、客室には館内案内を集約表示する50型以上の液晶テレビを備える。全館でWi-Fi通信可。フロントには自動のチェックイン機やチェックアウトポストを用意。1階テナントには和食やそばを提供する「優庵-BUNGO YOUAN-」が入る。駐車場は12台分(先着順)。

 竹下コーポレーションは、アイスバー「ブラックモンブラン」を製造する竹下製菓(佐賀県小城市)の関連会社。2018(平成30)年からJR佐賀駅前でアパホテルをフランチャイズ運営している。

 「別府駅前」では主にビジネス利用や国内外からの観光客利用などを見込むほか、地域とのつながり強化に注力。各部屋にあるバスルームに温泉を引かず、ホテル周辺にある公衆浴場などの利用を促す。館内では竹下製菓の限定商品などを一般向けに販売。ホテルの外壁には親しみやすようにと「ブラックモンブラン」のロゴも取り付けている。

 18日の開業式典で竹下真由社長は「この地に根付いたホテル運営を目指す」とアピール。「利用者をホテルで抱え込まず、外湯巡りや町の散策を楽しむルートを提案するなどして、街全体でおもてなしできるようにしていきたい」と意気込んだ。

 年間の目標客室稼働率80%超を掲げる。アパグループの元谷一志社長は「人口減で内需としては厳しい時代が来ると想定されるが、大分は訪日外国人旅行者需要が非常に高い。九州エリアから日本に元気を届けるようなホテルにしていきたい」と話した。

 宿泊料金は5,500円から(季節に合わせて変動)。

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