健常者が要介護者になる前の心身の状態「フレイル」の予防対策にけん玉を使った教室が7月14日、「多目的スペースことぶき」(大分県大分市寿町5)で開かれた。
医療費の負担軽減や健康寿命を延ばすことを目的に開いた同教室。講師は、けん玉パフォーマーの野本寿和さんが務めた。
けん玉の基本技となる「大皿」「中皿」「小皿」を中心に練習。「ゲーム感覚で少しずつ難易度を上げながら達成感を感じられるのが魅力」と野本さんは話す。参加した葛城知子さんは「初めて参加したが、けん玉は運動と違って、技を修得できた喜びと達成感を味わうことができ、脳の活性になった。また挑戦したい」と意気込んでいた。
主催した「まるっと終活大分支援協会」の木原寛代表理事は「少子高齢化が進むなか、高齢者、子どもやその親世代といった3世代が楽しめる教室を開いていきたい。これからは月2回、週1回というように定期的に教室を開いていきたい」と話す。
開催は第2木曜10時~11時30分。参加費は500円。けん玉教室のサイトで申し込みを受け付けている。