大分市の滝尾保育園(大分市羽田)で12月9日、離乳食の調理実演と講話が行われた。
「食育」に力を入れる同園が0~1歳児の保護者を対象に、幼児期における正しい食事の摂り方や食習慣の定着を図る目的で開催。大分県栄養士会の協力を得て「子どもも大人も食べられる離乳食」と題して行った。
園児の保護者ら約80人が参加。同園の給食を担当する栄養士の横山智美さんが、主に9カ月から1歳児に食べさせる鶏肉やヒジキ、リンゴなどを使ったメニューを紹介し、「薄味にする」「細かく刻む」「柔らかく煮る」などのポイントを伝えた。
横山さんは「幼少期に身に付いた食の嗜好(しこう)や習慣は、成長していくと改めることが難しくなる」とした上で、「乳児は親のまねをする。『おいしいね』と言いながらモグモグかんでいるところを見せてほしい」と話した。