別府ラグビースクールの生徒が、ラグビー・リーグワンの流大(ながれゆたか)、中村亮土(以上、東京サントリーサンゴリアス)、姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)の3選手からスキルや心得などを学ぶクリニックが8月4日、実相寺多目的グラウンド(別府市鶴見)で行われた。
流・姫野選手のディフェンス突破を目指す別府ラグビースクールの生徒
別府市制100周年記念事業の一環で、別府市ラグビーフットボール協会が主催した。別府ラグビースクールの幼稚園児から中学3年までの約80人が参加。学年に応じて3クラスに分かれ、ワールドカップ(W杯)日本代表組から手ほどきを受けた。
初めに中村選手が「短い時間だけど楽しくみんなでラグビーをしよう」とあいさつ。過去に日本代表の合宿で使ったグラウンドを再訪した流選手は「ここでめちゃくちゃ練習してうまくなった。みんながちょっとでも上手になれるようにアドバイスしたい」、姫野選手も「世話になった別府でクリニックができるのはうれしい」と声をかけた。
高学年のクラスでは、流選手が味方を見ることや声掛けの重要性を説き、「相手を引きつけてからパスを出そう」と指導。オフロードパスの練習では中村選手が「失敗してもいいから、いつもと違うパスを出していこう」と呼びかけた。
流選手からパスセンスを評価された内藤千煌君(石垣小5年)は「パスダミーや引き寄せが勉強になった。名前を呼んでほめてもらって本当にうれしかった」と喜んでいた。