九重町のタデ原湿原(九重町田野)で現在、青紫色でピンポン球状のヒゴタイが見頃を迎えている。
ヒゴタイはキク科の多年草。花茎は1~1.5メートルほどで、お盆ごろに茎先に小さな花がまとまって咲く。
タデ原湿原は阿蘇くじゅう国立公園内にある。木道の散策道が整備され、四季を通して多様な植物を観察できる。夏にはヒゴタイやキスゲなどが楽しめる。玄関として博物展示施設の長者原ビジターセンターを備えている。
8月17日は早朝から木道で散策を楽しむ観光客の姿が。大分市から訪れた50代の男性は「ヒゴタイを見に来た。青空に浮かぶ紫色のピンポン球を見ると心が弾む」と話した。