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大分オーパで「こどもフェスタ」 栄養士・保護者で園児食育の知恵共有

来場を呼びかける参加園の栄養士たち

来場を呼びかける参加園の栄養士たち

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 保育園や子ども園で提供される給食の調理工夫などの知恵を共有する「こどもフェスタ」が8月25日、大分オーパ(大分市中央町)1階催事場で開かれる。

こどもフェスタin大分オーパで提供する園児向けおやつ

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 立松食育研究所(大分市)が主催し、滝尾保育園、じょうとうこども園、緑が丘こども園(以上大分市)、やまなみ保育園、餅ヶ浜保育園(以上別府市)の5園が協力。保育園や子ども園の栄養士が、消化器や臓器が発達していない園児に提供する給食やおやつに、いかに注意を払い、工夫しているかを広め、栄養士や保護者間で情報の共有を図る目的で初めて開く。

 会場では各園の栄養士や管理栄養士が離乳食、幼児の食器、栄養などについてミニ講演会を開催。それぞれの食育を紹介した掲示物も設置する。

 おやつの試食では、卵と乳不使用のちんすこうと野菜を練り込んだパン、パン粉や米粉のクッキー、県産カボスを使ったシフォンケーキなどを提供し、レシピも紹介。子どもの栄養や離乳食、食べさせ方などの相談窓口も設ける。

 各園ではそれぞれの栄養士らが、幼児に合った食材の吟味、栄養価、火の通し方、切り方、食器を含めた提供方法などについて日々考えを巡らせている。初めての連携イベントにやまなみ保育園の管理栄養士・山本亜美さんは「一人での仕事が多いので、他園と情報を共有できるのはうれしい」と話す。

 同研究所の立松洋子所長は「子どもの健康に悩みがある、疑問があるという人はもちろん、食育って何だろうと気になる人にも気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。

 当日は10時開場で、10時30分、12時、14時からミニ講演会を開く。時間はいずれも30分。おやつ試食は11時、12時30分、14時30分から。入場無料。

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