大分で恒例の夏祭り「第31回府内戦紙(ふないぱっちん)」が8月7日・8日、市内中心市街地で開催される。主催は大分商工会議所青年部(大分市長浜町3、TEL 097-536-3268)。
府内戦紙は事前に申し込みを行い、当日法被を着て1人からでも参加できる市民参加型の祭り。名前の由来は、発足当時の佐藤益美市長が「子どものころ遊んだ『ぱっちん』の絵柄のようだ」と評したことから。
今年の全体テーマ「府内一心 新生大分いまここに」は、大分駅ビルを中心に再開発が進み新たに生まれ変わった中心市街地で「市民心を一つに大分を盛り上げたい」と決定した。
昨年同様、企業や団体などが独自で保有する山車16旗と主催者所有の2旗の計18旗と、過去最高の900人以上が参加を予定している一般踊り隊が会場を盛り上げる。隊長の藤澤卓弘さんは「最初は100人から始まった一般参加も年々増加している。誰でも参加できることが浸透してきた」と自信を見せる。
当日は七夕まつり開会式・子どもぱっちん出陣式から始まる。その後、メーンの府内戦紙出陣式が参加者のみで行われ、19時10分ごろから戦国時代さながらの甲冑(かっちゅう)を着た騎馬隊の滑走と豊後潮太鼓のコラボレーションによるオープニングを展開。参加者団体の山車と踊り隊が一斉に入場する。
藤澤隊長は「これまで踊りの練習やリハーサルなど準備を進めた。ぜひ、多くのお客さまに見てもらいたい。そして、来年は参加もしてもらえれば」と期待を寄せる。「子どもやお年寄りなど安心して見ることができる有料観覧席も用意している。楽しい夏の思い出づくりに利用してもらえれば」とも。
有料観覧席は、前売り1,000円~、当日1,500円~。主催者事務局かトキハ会館プレイガイド(TEL 097-538-3111)で販売。8月4日~6日まで、大分駅北口駅前広場で山車の展示を予定している。
開催時間は18時30分~21時30分。