大分・杵築の白鬚田原(しらひげたわら)神社(杵築市大田沓掛、TEL 0978-52-2908)で10月17日・18日、秋恒例の「白鬚田原神社のどぶろく祭り」が開かれる。
710(和銅3)年から1300年以上も続くといわれる同祭り。氏子により仕込まれたどぶろくを、五穀豊穣(ほうじょう)を感謝しささげることを目的に始まった。「醸造は許可無くできないが、これまで長く続いてきた伝統の祭りにより今でもなお受け継がれている」と市の渡辺さんは話す。
祭り期間中は参拝者にどぶろくを振る舞うほか、自動車での来場客用に持ち帰りも用意している。ステージイベントでは神社名の「白鬚(ひげ)」にあやかり「髭自慢コンクール」「髪自慢コンクール」も予定するほか、同市大田地域の伝統芸能「陣太鼓OTA」の演奏や「俣水神楽」演舞も予定している。
渡辺さんは「この2日間だけ伝統的に続く神社の『どぶろく』を味わうことができる。とにかく実際に来て楽しんでもらいたい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は9時~17時。参加無料。同祭りでは現在コンクールの参加者を募集している。締め切りは10月3日まで。問合せは実行委員会事務局(TEL 0978-52-2222)まで。