大分の萬弘寺(まんこうじ、大分市坂ノ市中央5)で5月18日から、1433年続く「萬弘寺の市」が開かれる。
同寺院の観世音菩薩(ぼさつ)の縁日に当たる同日から「一人一役住民総参加」をコンセプトに1週間開かれる同イベント。
期間中、ステージでは、坂ノ市地域内外から、ひょっとこ踊り、音楽ライブ、ベリーダンス、ヒップホップダンス、少林寺拳法演舞などのほか、カラオケのど自慢大会、演劇なども行われ、1000人を超える来場者で盛り上がる。
今年初開催の「世界の花嫁・花婿大集合」では日本文理大学の留学生が各国の民族衣装や着物を着てファッションショーを行う。
20日は4時から、まだ暗い日の出前の時間帯から「換(か)えんかえー」の掛け声で県内各所から持ち寄られた海産物や農産物、日用品を交換する地域の伝統行事「物々交換市」が行われる。
萬弘寺の市保存会の佐藤慎二事務局長は「参加者、来場者共に年々増加して盛り上がっている。メインの伝統行事『物々交換市』は交換する物を何か用意すれば誰でも参加できる。住民総参加で来場者と共に全員が楽しんでさらに盛り上がる祭りになるよう継続していければ」と意気込む。
5月24日まで。