JR大分駅府内中央口広場で12月3日、「第5回こども屋台選手権2017」が開かれる。主催はNPO法人地域の宝育成支援センター、こども屋台選手権2017実行委員会。
大分県内の小中学生を対象に、想像力、コミュニケーション能力、責任感、感謝の心、就労観などを育成しようと2012年から行われている同イベント。仲間と協働して新しい郷土料理を考えて作るだけでなく、提供、販売、さらにはどのように利益を出すかを計画し、実践する。
チームの構成単位は、学校、習い事、PTA、部活動など多岐にわたる。1チームは6~10人(小学生3人以上、中学生3人まで)で、大人5人のサポートを受け、地元食材を生かしたアイデアメニュー300食分を用意する。審査員と一般投票によるコンテストで順位を決め、グランプリ、準グランプリについては商品化する可能性もある。「過去には同イベントから実際に商品化されたケースもあり、その味は本格的」と実行委員会。
今年は大分市を中心に、国東市、宇佐市、佐伯市、玖珠郡、中津市、豊後大野から計22チームが参加。それぞれの屋台で創作料理を販売するほか、屋台に飾り付けをしたり、手書きの看板などでアピールしたり、そろいのコスチュームを身に着けて呼び込んだりするなど集客方法にも工夫を凝らす。各チームのメニューなどは当日まで非公開。
ステージでは「パフォーマンスキッズ」のイベントも展開。子どもたちがダンスや歌などを披露する。
会場ではチーム料理3品を味わえるチケット(1,000円)を販売。チケット1枚につき投票券が1枚付き、気に入ったチームに投票できる。同実行委員会渉外企画委員会の得丸明浩副委員長は「味はもちろん、メニューのコンセプト、購入時の対応、元気だったかまで見てほしい。子どもたちを喜ばせる1票を」と来場を呼び掛ける。
当日は10時に開会式を行い、10時30分から販売を開始する。投票は15時に締め切り、即時集計。15時30分から表彰式を行う。入場無料。