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大分の水族館「うみたまご」で戌年にちなんだ生き物展示

獅子舞になぞらえたハナミノカサゴ

獅子舞になぞらえたハナミノカサゴ

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 大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市神崎、TEL 097-534-1010)2階ワンダーゾーンで現在、特別展示「謹賀新年2018~干支(えと)とお正月の生きものたち~」が開かれている。

いぬ年にちなんだ生き物を写す来場者

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 毎年末に翌年のえとにちなんだ海生生物を紹介する同展。今年は2018年の戌(いぬ)年や正月にゆかりのある生き物を5つの水槽で展示するほか、縁起の良い魚を入れた水槽3つを年賀状作成の支援企画として新たに用意した。

 特別展示の水槽は紅白の幕、しめ縄、門松などで飾り付け、正月の雰囲気を演出。「この時のために取り寄せた」という主役たちがそれぞれ元気な姿を見せている。

 「酉(とり)から戌へのバトンタッチ」を表現した水槽には、スズメダイとイヌザメが同居。水を切るように泳ぎ回る色とりどりのスズメダイと水底でじっとするしま模様のイヌザメの対比で来場者の目をくぎ付けにしている。英名「puffer like dog face=イヌ顔のフグ」というコクテンフグや、「water dog=水にすむイヌ」というアンダーソンサラマンダーは、イヌのような見た目が特徴で、愛らしい表情と泳ぎで子どもや家族連れを喜ばせている。そのほか十二支からあぶれたネコを思いやった「ネコザメ」、宝を連想させる「タカラガイ」なども展示している。

 縁起を担いだ支援企画は、「おめでタイ マダイとスズメダイ」「招福 フグの仲間たち」などと、しゃれっ気を盛り込んだ。「獅子舞」の水槽には、英名が「lion fishes=ライオンフィッシュ」という見た目が獅子のようなハナミノカサゴを展示。水槽の横には「あけましておめでとう」「謹賀新年」「HAPPY NEW YEAR」と書いた板を用意し、水槽の前で板を持って立つことで、魚と一緒に写真に納まることができるようにした。

 同館飼育部魚類グループの今井謙介さんは「年賀状に使いたいという声が多いので今年は開催を少し早め、水槽の数も増やした。年賀状用の仕掛けも用意したので利用してほしい」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は開館時間は9時~18時。入館料は、大人=2,200円、小人(小・中学生)=1,100円、幼児(4歳以上)=700円。特別展示は来年1月31日、臨時展示は12月31日まで。

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