大分市のガレリア竹町ドーム広場(大分市中央町1)で1月31日、日本ラグビー界のトップ選手を招いたトークイベント「Rugby Fes」が開かれた。
ラグビーファンの拡大とワールドカップ2019大分開催を盛り上げる目的で実施した同イベント。大分ノーサイドクラブ2019の主催で、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に参戦する日本チーム「サンウルブズ」の3選手と、ヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩選手を招き、2部構成のトークショーを行った。
16時30分の開会前に会場に用意した100席が埋まり、何重にも立ち見の輪ができた。第1部には別府で合宿中のサンウルブズから田村優選手、具智元選手、姫野和樹選手が参加した。姫野選手は別府について、「前から一度来たいと思っていたので合宿でも参加できてうれしい」と話す。けがで調整が遅れている田村選手は「別府の温泉で治す」と話し、来場者を笑わせた。具選手は佐伯市の日本文理大付属高出身。来年の日本大会について「サクラのジャージー(日本代表の象徴)を着て大舞台に立ちたい」と力を込める。
第2部では五郎丸選手が姿を見せると女性ファンから黄色い声が飛んだ。会場には小学生や高校生ラガーの姿も多かったことから「どんな環境でも目の前のことを一つ一つこなしていくこと」「手の届かないと思える目標を立てること」と次世代のラガーマンたちにエールを送った。自身の目標としては「今シーズンはリーグのベストキッカーとなれたが(キック成功率83%)、精度を世界レベルの85%まで引き上げたい」と抱負を述べた。
大分ラグビースクールの竹尾悠君(大分桃園小4年)は握手会でサンウルブズの選手からサインをもらい大喜び。「田村選手がクールでかっこよかった。大分大会はぜひ見たい」と話す。別府市からラグビーファンの知人に誘われて来場したという地元在住の萱嶌葉月さんは「ラグビーはそれほど知らなかったが、今日来てみて姫野選手のファンになった。五郎丸選手も思った以上に細身ですてきだった。実相寺グラウンドの練習も見てみたい」と笑顔を見せていた。