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大分市の護国神社で「梅まつり」 赤ちゃん相撲泣いて勝ち名乗り

赤ちゃんたちの泣き声が響き渡った相撲大会

赤ちゃんたちの泣き声が響き渡った相撲大会

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 大分市の県護国神社(大分市牧、TEL 097-558-3096)で3月4日、恒例のぶんご梅まつりが開かれた。

梅干しの種を飛ばす参加者

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 地域の子どもに楽しんでもらう行事として始まった同イベントは今年で27回目。敷地内の約200本の豊後梅や紅梅などに花が咲くころに合わせ、毎年第一日曜に開いている。赤ちゃんの泣き笑い相撲、梅干しの種飛ばし、クレーンを使って高所から菓子をまく「仰天お菓子まき」といった風変わりなイベントで来場者を喜ばせる。

 10時の開会後、神楽殿では川添なのはなクラブの子ども和太鼓、上戸次子ども神楽クラブ、由布はさま太鼓がそれぞれの演奏や舞いを披露。続いて梅干しの種飛ばし大会男女世代別に行われ、86人が飛距離を競った。梅干しは同神社に植えられている豊後梅の実で作った文字通りの「地物」。小学生以下の女子の部では、大きな種をうまく飛ばせずにそのままポトリと落としてしまう挑戦者もいて、会場には応援の声が飛び交った。

 儀式殿で行われた赤ちゃん相撲には110組の親子が参加、先に泣くか笑ったほうが勝ちというルールで行った。中央に組まれたステージを土俵に見立て、軍配を手にした行事がさばくという本格的な形式で実施。中には取組前から両者が泣き出して「引き分け」となる一戦もあった。

 大分市の菊池さゆりさん(30)は、1歳2カ月という心之介ちゃんを抱えて参戦。心之介ちゃんは行事の「残った」の掛け声と同時に大きな泣き声を上げ、見事に「勝ち名乗り」を受けた。さゆりさんは「笑ってくれるかと思ったが、思った以上に泣いた。楽しかった」と笑顔で話した。

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