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大分市の「ソフィッコランド」 農園復活を機に無料甘夏ミカン狩り

食べ頃を迎えたソフィッコランドの甘夏

食べ頃を迎えたソフィッコランドの甘夏

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 大分市の井上農園「ソフィッコランド」(大分市上白木8、TEL 097-574-4930)で5月5日・6日、参加無料の甘夏ミカン狩りが開かれる。

観光農園として復活した「ソフィッコランド」

 60年ほど前に井上純治郎さん(90)が山を開墾して始めた同農園。最盛期は600本以上の甘夏の木があり、純治郎さんの甘夏は、過去に市のイベントで1位となるほどの出来を誇っていた。ここ十数年は高齢のために他業者に農地を貸すなどして手入れをしていなかったが、2017年に三男の和仁さん(57)が農園の受け継ぎを決め、同年1月から伸びきった防風林や竹の伐採、除草、デコポンやモモなどの木を新たに250本植えるなどして整備。1年以上の時間をかけて観光農園として復活させた。

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 図面ソフトプランナーで1級建築士でもある和仁さんは、農園を継ぐに当たり「幼少期から木と触れ合ってきたので不安はないし、それ以上に農園と甘夏を何とかしたいという思いが強かった」と話す。

 甘夏は大分発祥とされ、5月から収穫シーズンが始まる。「最近は、皮をむきやすく甘いかんきつ類に押され気味だが、甘夏はあの酸味と苦味があってこそ。上白木の粘土質の土は甘夏に合っていて、この地で作るととにかく味が濃く、糖度も12度以上のものができる。本当のうま味を知ってもらいたい」

 イベントは農園の再出発と甘夏の味を知ってもらうために開催。無料で園内を開放するほか、甘夏やジュース、入園割引券、甘夏の木の命名権などが当たるゲームも多数用意する。

 当日は10時に駐車場に集合、フレッシュジュースの試飲や甘夏ピザの試食を行った後、会場に移動して10時30分から約1時間の無料甘夏狩りを楽しむ。正午から各種ゲームを実施。甘夏10キロ箱が当たる「じゃんけん大会」のほか、木に隠したカードを探す、木にぶら下げたトランプを集めてポーカー対決をする、収穫した甘夏の重さを競う、種を吹き飛ばす距離を競う―などのゲームを行う。

 申し込みや問い合わせも多く、当初は5月5日のみの開催だったが、急きょ翌日の開催も決めたという。和仁さんは「家族で楽しめるイベントをたくさん用意した。甘夏の味はもちろん、高崎山を望む景色、小鳥のさえずりが響く喧騒(けんそう)を忘れられる空間も味わってほしい」と参加を呼び掛ける。

 昼食や飲料、シートなどは各自で用意。持ち帰りの甘夏は1個100円。申し込みは先着順で各日100人。通常時は土曜・日曜・祝日開園。営業時間は10時~16時。入園料は1グループ(4人まで)1,000円。

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