![大分市で開かれる第13回食育推進全国大会](https://images.keizai.biz/oita_keizai/headline/1527816403_photo.jpg)
JR大分駅周辺とJ:COMホルトホール(大分市金池南1)を会場に6月23日・24日、「第13回食育推進全国大会 in おおいた」が開かれる。
「第13回食育推進全国大会 in おおいた」のリーフレット(表面)
主催は農林水産省、大分県、同実行委員会。6月の「食育月間」への理解を深める目的で2006年(大阪府)から毎年開催している。昨年は岡山市で開かれ、来年は山梨県での開催が決まっている。
大分大会は、若年層への食育啓発や食文化の継承をなどを目的に開催。テーマを県ゆかりの福沢諭吉の「学問のすすめ」にちなんだ「みんなでかたろう 食育のススメ ~うまい!楽しい!元気な大分」とし、参加・体験型イベントとして実施する。
県内外から125団体が参加。JR大分駅の北口、南口、屋上の各広場、同ホールを会場に、シンポジウム、セミナー、ステージイベントなど34の催し、飲食と体験を楽しめる101のブースを展開する。予想来場者数は2万人。
北口広場は「食べるゾーン」として、郷土料理や子ども屋台、高校生レストランなどのブースを設置。別府の「育ドル娘」「食育戦隊タベルンジャー」によるショーも行う。南口と屋上広場の「体験ゾーン」ではうどん打ちや農機具への試乗などを楽しめる。同ホールは「学ぶゾーン」とし、乳しぼり体験や食育カルタなどを実施する。
23日は同ホールの大ホールで12時30分から開会式があり、14時からのシンポジウムでスキージャンプ界の「レジェンド」葛西紀明さんが「食が世界に通用するカラダをつくる」の題で講演する。葛西さんは15時からの事例発表会でもコメンテーターとして参加する。
24日は12時30分から同ホール大会議室で「明治150年シンポジウム」を開催。福沢諭吉が伝えたカレーや日田の「きこりめし」についての報告会、日本の食文化にまつわる講演、服部幸應さんらを招いたパネルディスカッションを行う。先着300人の事前予約制で来場者には「諭吉カレー」を振る舞う。13時45分からは大ホールで、シャンソン歌手で料理愛好家として知られる平野レミさんによるトークショーも行う。
県食品・生活衛生課の都甲一朗さんは「参加団体がそれぞれ時間をかけて準備した催しばかりで厚い内容になっている。楽しみながら『食』について何か一つでも気付きを得てもらえれば。『食育』について考えるきっかけとなるイベントにしたい」と意気込む。
開催時間は23日=10時~17時、24日=10時~16時。入場無料。