別府の温泉88カ所を巡ると「温泉名人」に認定される「別府八湯温泉道」が8月10日、小学生を対象にした「子ども温泉道」を始めた。主催はNPO法人「別府八湯温泉道名人会」。
温泉道は約140湯の共同温泉やホテル旅館の温泉が参加している。その中の88湯を巡り「スパポート」と呼ばれるスタンプ帳にスタンプを集めることで、「別府八湯温泉道名人」の称号を与えるスタンプラリー。
別府温泉の魅力を知ってもらう取り組みの一つで、8湯ごとに段位を設けていて参加者が申請(1つの段位、500円~)すると認定タオルと認定状がもらえる。88カ所を巡った参加者には「温泉道名人」として市内にある「ひょうたん温泉」(同市鉄輪)の休憩所にある「温泉殿堂」に肖像写真が永年展示される。
子ども温泉道は別府市宣伝部長「べっぴょん」をデザインした専用のスパポートに24カ所の温泉スタンプを集めると「温泉ちゃんぴょん」の称号を獲得できる。8湯ごとに「色の付いた温泉」「家の近くの温泉」「旅館やホテルの温泉」という関門を設け、別府の多彩な温泉が体験できるよう工夫する。
名人会の杉本さんは「日本有数の温泉地でこそできる取り組み。別府の伝統的を子どもたちが参加して体験する事により今後の別府温泉を守ってほしい。故郷の自慢ができる良い思い出になれば」と期待を寄せる。
参加費は600円(温泉本、専用スパポート付き)。事前の申し込みが必要。開催期間は2期に分かれ、1期目は10月26日まで。定員30人。詳しくはホームページで確認できる。