
著名監督がリレー方式でつなぐ「別府短編映画プロジェクト」の最新作「Good Luck」の完成プレミア上映会が3月9日にロケ地の豊後大野市、翌10日に別府市で開かれる。
別府短編映画新作「Good Luck」のリーフレット豊後大野版
メガホンを取ったのはNHK朝の連続ドラマ小説「ブギウギ」、ドラマ「それでも俺は、妻としたい」の脚本を手がけた足立紳監督。昨春に豊後大野市を訪れ、「原尻の滝」「稲積水中鍾乳洞」などの観光地で撮影した。主役はオーディションで選ばれた佐野弘樹さん、ヒロイン役に天野はなさん。スペシャルゲストに剛力彩芽さんと板谷由夏さんを迎えた。
映画監督志望の男性と不思議な女性の出会いと旅路をコメディータッチで描いた。足立監督は「スペシャルゲストの登場シーンなどを含め、細部にまでこだわった。観光地のPR動画ではなく、観光映画として面白いものを作りたかった」と話す。
同作品は「大阪アジアン映画祭2025」(3月14日~23日)のインディ・フォーラム部門での上映も決まっており、同市商工観光課の清水康士課長は「豊後大野をロケ地に選んでくれた足立監督に感謝の気持ちでいっぱい。観光の起爆剤になれば」と期待する。
プレミア上映は、3月9日=豊後大野市の「エイトピアおおの」で13時30分から、同10日=「別府ブルーバード劇場」で19時から。いずれもチケットは1,500円で、上映後に足立監督、佐野弘樹さん、天野はなさんによるトークショーを開く。一般公開は別府ブルーバード劇場で春ごろを予定する。
別府ゆかりの有志から成る実行委員会が主催する同プロジェクト。「映画の力で大分を元気に」をモットーに、企業・個人の支援を受け別府市を中心に短編観光映画を製作している。「Good Luck」は7作目。