大分県立美術館「OPAM(OPAM)」(大分市寿町、TEL 097-533-4500)が3月24日、開館記念展「モダン百花繚乱(りょうらん)『大分世界美術館』」前売り券の販売を始めた。
4月24日にオープンを予定している同館。地上3階、地下1階、延べ床面積約1万6800平方メートル。設計は京都造形芸術大学芸術学部環境デザイン学科教授で大分出身の建築科磯崎新さんのアトリエにも勤務経験があり、建築のノーベル賞とも称される「プリツカー賞」を今年受賞した坂茂さんが担当した。
開館記念展では「大分が世界に出会う、世界が大分に驚く『傑作名品200選』」をテーマに、国内外の美術館や個人コレクションなどから厳選した作品約200店が展示を予定している。
同館の企画広報課の工藤聡美さんは「国宝の展示など九州では初の作品も多数展示する。期間内に入れ替わりもあるので何度も足を運んで施設を含め新しい美術館を気に入ってもらいたい」と期待を込める。「昨日からの販売だが、別府やデパートなどでのチケットの売れ行きはいい。県外でも購入できるのでぜひ」とも。
隣接する「いいちこ総合文化センター」インフォメーションの永楽のぞみさんは「県内・県外のお客さまからオープンの日をよく聞かれる。オープンが楽しみ」と話す。
前売り券は、一般=1,000円、大学生=800円、小中高生=400円。いいちこ総合文化センター1階のほか、トキハ会館、コンビニエンスストアを含む主要プレイガイドなどで販売している。4月1日からはJR九州管内の主要駅みどりの窓口でも販売を予定。