![DCキャンペーン用に作られたパンフレット](https://images.keizai.biz/oita_keizai/headline/1435913496_photo.png)
大分で7月1日、全国からの誘客を目的とする「おんせん県おおいた デスティネーションキャンペーン」が始まった。
地方自治体や地域の観光事業者などとJRグループ6社とが連携し、約3カ月間にわたり繰り広げられる観光キャンペーン。デスティネーションキャンペーン(以下DC)はDestinasion(目的地・行き先)とCampaign(宣伝)を掛け合わせた造語。
キャッチコピーは「いやします。ひやします おんせん県おおいた」とし、大分のブランドイメージとして定着しつつある「おんせん県おおいた」の言葉のリズムと合わせたテンポの良さに合わせて付けた。
「DCに合わせ制作したパンフレットでは『温泉』『食』『自然・夏』『歴史・文化』『アート』などの大分が誇る素材が満載。大分県全体の良さをPRしている」とDC実行委員会・八坂悦朗事務局長は自信を見せる。
期間中、県内の95施設を巡るスタンプラリーや駅などを利用し地域の産品を振る舞う「さいきビアステーション麦酒駅」のほか、世界を舞台に活躍する和太鼓集団TAOによる「TAOの夏フェス」など、県内各地でさまざまなイベントを予定している。
1月から募集を開始した「おもてなしサポーター」は当初10万人を目標としていたが既に12万を突破。県内人口の約10人に1人が登録するほどの盛況となっている。
八坂さんは「県民全体で準備は整った。県内の金融機関やコンビニエンスストアなどの700カ所にもパンフの設置や簡単な観光案内などを依頼している。多くの観光客が『いやされ』『ひやされ』に訪れてもらえれば」と期待を寄せる。「オープニングイベントは18市町村のグルメ屋台なども集まる。期間中、県民も楽しんで今まで知らなかった大分を再発見してもらいたい」とも。
DCキャンペーンは9月30日まで。7月4日のオープニングイベントは10時~17時。入場無料。実行委員会はおもてなしサポーターを募集している。