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大分市の若竹園が「抹茶みるく氷」 茶専門店の本気スイーツがヒット

若竹園新メニューの「抹茶みるく氷」

若竹園新メニューの「抹茶みるく氷」

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 本格的な夏を前に、大分市の茶専門店「ばらえTea若竹園・府内町本店」(大分市府内町2、TEL 097-536-3337)の「抹茶みるく氷」が人気となっている。

かんなで削ったような薄さのミルク氷

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 創業140年の老舗が「お茶屋の本気のかき氷」として5月20日から喫茶スペースで提供を開始。看板商品のソフトクリームや綿菓子を使ったアフォガードなどが並ぶ甘味メニューに初めて「かき氷」の名が加わった。

 北海道産小豆で作った粒あんの上にかんなで削ったような薄いミルク氷を乗せ、緑茶パウダーを振りかけた。通常の3倍の量を使った抹茶ソースも別添えで用意。途中で味の変化を楽しめるようにした。

 同店の牧信太郎社長のアイデアを基に、佐原愛海さん(24)ら社員が試食を繰り返して開発した。「最初はミルク氷にソースをかける方向で試作していたが、フワフワの氷がベチャッとなってしまい、見た目にももうひとつだった」と佐原さん。その後、緑茶パウダーをかけ、ソースを分ける案を考え出し、茶の香りとうま味を2段階で楽しめる新商品を完成させた。「抹茶の香り、フワフワ、シャリシャリの食感、ほのかに甘いミルク味、味わい深いつぶあん、苦味がうれしいソース。順番に全部を楽しめるように、うまくまとめることができた。お茶専門店ならではの一品になった」

 提供開始後から口コミなどでじわじわと浸透。これまでありそうでなかった商品の登場に、常連客から「待っていた」との声を多く掛けられたという。佐原さんは「写真映えするので20~30代女性に人気。店構えと新商品の空気感からか想像以上に男性の姿も多い。幅広い層に愛される夏の看板メニューに育ってほしい」と意気込む。

 価格は800円。温かいほうじ茶付き。

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