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大分県の国際交流員と触れ合い楽しむ「フリー・トーク・クラス」好評 

利用を呼び掛ける小林さん

利用を呼び掛ける小林さん

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 おおいた国際交流プラザ(大分市高砂町2、TEL 097-533-4021)で定期開催している、大分県の国際交流員と参加者が外国語で親交を深める無料の「Free Talk Class(フリー・トーク・クラス)」が好評だ。

「フリー・トーク・クラス」の様子

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 2017年10月にコンパルホールで開いた「国際交流員と話そう!トライアル」の参加者の反応が良かったことから、2018年1月から独立する形でスタート。現在、韓国、中国、米国、英国出身の国際交流員が毎週金曜に週替わりでクラスを持ち、それぞれの母国語を使った触れ合いの空間を作っている。

 定員は各クラス10人で参加は無料。希望者はメールか電話で事前に申し込む。同プラザ国際交流課によると、開始当初から好評で、ホームページなどで次月開催の募集するとすぐに定員に達する状態が続いているという。「多くが口コミで、参加者が知人を誘うという輪が広がっている」

 参加者の年齢層は子連れの20代女性から高齢者まで幅広く、参加理由も「韓流ブームで覚えた韓国語をしゃべりたい」「中国での生活経験を共有したい」「ネイティブの英語に触れてみたい」などさまざま。進行は交流員の裁量に任せており「会話教室ではないので、お互いの国の歴史や文化、大分での生活、個人の趣味などについて語り合って楽しんでいる」

 人気の要因の一つにリピーターの存在がある。同課の橋本靖彦課長は「現交流員は全員女性で、それぞれがもっと県民と同じ目線で語り合い、触れ合いたいと考えている。クラスではそうした姿に好感を持つ参加者も多く、自然と各交流員のファンが生まれる形になっている」と説明する。

 こうした拡大の流れを受けて、「英語」については、同レベルの参加者だけで楽しむ「もっと気楽に英会話したい!」を新設した。同課の小林幾世さんは「クラス内でレベル分けしてほしいという声が多くあったので、試験的に開催する。日本人同士で英語を話してみたい、勉強している人たちと仲良くなりたいといった人に来てほしい」と話す。第1回は初級者を対象に7月26日13時30分から開く。参加無料。6月27日現在、4人が参加を予定している。このほか、同課では夏休みに合わせた子ども対象のクラス開催なども検討中という。

 「足元からの交流」の一つの形として確立した同企画。同課では4月から新規参加者を優先する形の募集に切り替え、さらなる浸透を目指している。「初めてでも十分に楽しいと思う。交流員と話すことで国を超えたさまざまな価値観に触れてほしい」と利用を呼び掛ける。

 「Free Talk Class(フリー・トーク・クラス)」は毎週金曜13時30分から15時までiichiko総合文化センター地下1階の同プラザ内で開催。

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