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大分市に「おおいた元気横丁」きょうオープン 同じ席で8店舗の料理に舌鼓

中心街に開店する「おおいた元気横丁」

中心街に開店する「おおいた元気横丁」

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 飲食店8店舗が同じフロアに集う「おおいた元気横丁」(大分市中央町3、TEL 097-579-6353)が9月13日、大分市の中心街にオープンする。和食、イタリアン、中華、韓国料理などさまざまな料理を同じ席にいながら一度の会計で味わえる。

客の目の前で調理する屋台型店舗

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 不動産開発などを手掛ける「アスラボ」(東京)が運営。地域における料理人の独立を支援する。土地や建物の賃貸費、調理場や飲食スペースの整備、注文用専用タブレット端末などの諸費用を負担し、入居者の初期費用を20万円に抑える。内装にも手を掛けず、椅子は一升瓶用のプラスチックケースを使用。ホールスタッフも全店共通で雇い、コストを軽減する。これまでに同様の店舗として「甲府ぐるめ横丁」「宮崎ひなた横丁」「天文館かごしま横丁」を開設している。

 「おおいた元気横丁」(家長玲於店長)は2階建てビルの2階部分を使用。面積は約330平方メートルで、テーブル、カウンター、個室3部屋で約200席を備える。入居店舗は韓国料理「ハヌル」、海鮮の「かまえ海鮮酒場だれやみ」、石板を使う「限界溶岩焼き とんぎゅう」、串焼きの「和居わいがや我家」、焼き鳥の「わてん」、イタリアンの「Passo a Passo」、和風中華の「黄金パンダ」、天ぷら・和食の「たの上」。大分の食材を使った料理やオリジナルメニューなどを提供。飲み物は全店共通で、ビール、ハイボール、酎ハイ、ワイン、カクテル、地酒、ノンアルコール飲料、ソフトドリンクなどをそろえる。

 12日にはプレオープンとして関係者向けの内覧会が開かれた。同社横丁事業部の木戸修司部長が「観光客というよりも地元の人に愛される横丁になってほしい」、8店舗の組合長として「Passo a Passo」の松野浩さん(51)が「さまざまな顔触れがクラシックな食べ物や変わった料理まで幅広く提供する。みんなで挑戦しながら力を合わせて盛り上げていきたい」と言葉に力を込めてあいさつした。

 17時からは招待客らが来場。店内を見学したり、スタッフから注文方法の説明を受けたりした。市内の40代男性は「メニューを選ぶのが面白い。動かなくてもいいし、あちこち見にいく楽しさもある」、30代女性は「刺し身が新鮮でおいしかった。お酒もたくさん種類があるのでうれしい。また来たい」と話した。

 今回は4店舗が初開業。「たの上」の田上慶明さん(30)は「最初の注文となった天ぷらを提供して緊張が取れた」と笑顔を見せ、「ここでは経営について先輩の仲間に教えてもらえるので本当に心強い。独立に向けて頑張りたい」と決意も新たにしていた。

 営業時間は17時~24時(土曜・祝日は15時~)。日曜定休(祝日の場合は営業)。

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