大分県が開発したスマートフォン用アプリ「おおいた歩得(あるとっく)」を活用する「職場対抗戦」が10月15日からスタートする。仕事仲間でグループを作り、3カ月間の健康ポイント数を競う。優勝賞金5万円。
働く世代の健康づくりを目的に実施する。大分県内の職場で働く5人~25人が1つのグループを作り、歩数やミッション参加などでグループポイントをため、1人当たりの平均ポイント数で順位を競う(健康診断のミッションポイントは対象外)。アルバイトやパート従業員などのグループでも可。研修や出向などによる県外勤務者も参加できる。開催期間は10月15日から2019年1月14日まで。
優勝グループには表彰状と賞金5万円を進呈。準優勝は4万円、3位3万円、4位2万円、5位1万円、6~10位8,000円。期間中の順位はアプリ内で1時間ごとに更新して表示する。「ランキング」内の「対抗戦」アイコンから確認できる。
県では本イベントに先駆け、6月15日から9月14日まで県登録下の健康経営事業所を対象とした対抗戦を実施。75事業所から101グループの参加があり、「職場の雰囲気づくりに役立った」「会社も個人も健康を見直すいいきっかけになった」などの声が寄せられたという。
県健康づくり支援課(TEL 097-506-2757)は「会社として取り組むことで従業員の健康づくりの一環にもなる。働いている人も仲間をつくって参加してほしい」と呼び掛ける。
参加申し込みはアプリから。10月14日まで受け付ける。
「おおいた歩得(あるとっく)」は健康増進を目的に県が開発したスマートフォン用アプリ。昨年12月からの試験期間を経て4月から本格運用を始めた。歩数計機能が内蔵されており、100歩で1ポイントを得られるほか、健診、健康イベントなど「ミッション」への参加もポイントに加算される。規定ポイントに達すると県内の飲食店や施設でサービスや特典を受けられる。登録者は累計約2万3000人。2018年度の目標数は3万人。利用無料。