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大分市のマジシャン「クワトロ」さん メキシコの世界大会にゲスト出演

「自身のステップアップにつなげたい」と話すクワトロさん

「自身のステップアップにつなげたい」と話すクワトロさん

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 大分市鶴崎のマジシャン「クワトロ」さんが、11月16日~18日にメキシコで開かれる「インターナショナル・マジック・コンベンション」にゲストパフォーマーとして出演する。世界中の腕自慢が集うステージを踏むことで、さらなるステップアップを目指す。

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 世界約40カ国のマジシャンが腕を競い、技を紹介する国際イベント。今年の日本選手団は12人でパフォーマーは6人。ロサンゼルスから2人、東京と名古屋から1人、九州からは熊本の牧田天光さんとクワトロさんがステージに上がる。

 クワトロ(馬場貴浩)さん(39)は大分市鶴崎生まれの鶴崎育ち。25歳の時に目にしたトランプの手品に衝撃を受け、マジックの世界に足を踏み入れた。世界で活躍するマジシャンの柳田昌宏さんに弟子入りして腕を磨き、大分市でプロとして活動するようになった。2016年9月には地元に「マジックバー・クイーンビー」(大分市北鶴崎2、TEL 097-560-2800)をオープン。カウンター越しに訪れたファンを楽しませているほか、国内外の著名なマジシャンを招くイベントなども行っている。今年1月には、柳田さんの推薦を受け、一流のマジシャンが集うロサンゼルスのハリウッドにある奇術の殿堂「マジック・キャッスル」のメンバーにも名を連ねた。

 20代半ばという遅いスタートだったが「朝から晩までマジックのことを考え、カードやコインを操っていた」という練習量で頭角を現した。「柳田さんとの出会いが大きかった。『もっと先や世界を見た方がいい』とアドバイスを受け、視野が一気に広がった」と振り返る。メキシコ行きにも柳田さんのお墨付きを得て真っ先に名乗りを上げた。「鶴崎から世界を目指すのも面白いと思った」と笑顔を見せる。

 ステージに立つのは1回。持ち時間は10分。リング、折り紙、カードを使った自慢のマジックを披露する。繰り返しの練習で本番の流れはすでに体に染み込んでおり、準備も万端。「緊張するがワクワク感も大きい。わずか10分だが、この経験は大きな財産になる」と目を輝かせる。

 13日に日本を出発し、15日にメキシコ入り。帰国は22日の予定。「マジック・キャッスル」にも立ち寄り、世界の技を目に焼き付けてくる。クワトロさんは「人生においても大切な10日間。自身のステップにつながるような土産話を持って帰りたい」と意気込んでいる。

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