ラグビーW杯日本大会のチケット先着販売開始を翌日に控えた1月18日、大分県のラグビー関係者約40人がJR大分駅と別府駅で通勤客らにチラシを配り、大分開催分の早期購入を呼び掛けた。
一般向け先着販売分として、19日10時から日本戦を含む大会全48試合のチケットが公式チケットサイトで売り出される。大分関係分はプール戦3試合と準々決勝2試合で、試合数は東京・横浜に次いで多い。
県ラグビーワールドカップ2019推進課(097-506-2183)によると、大分の初戦(10月2日)となるニュージーランド対カナダは、ディフェンディングチャンピオンのニュージーランドの迫力と試合前に行うウォークライ(ハカ)が見どころ。5日のオーストラリア対ウルグアイ、9日のウェールズ対フィジーも魅力ある好カードという。準々決勝の2試合(19・20日)は世界中の注目が集まるとしている。
18日は7時30分すぎから県内の主要2駅でチケット販売促進のプロモーションを実施した。JR大分駅府内中央口では、県ラグビーフットボール協会の役員や大分東明透高ラグビー部員、県職員ら26人が、会社員や高校生らにチラシとオリジナルばんそうこうのセットを約1000人に配布した。
同課では、販売開始当日の19日にも県内18市町村の庁舎などにのぼりや横断幕を取り付け、大会への機運を盛り上げる予定。高橋強課長は「今までの大会に比べてチケットの売れ行きは好調。アジア初の開催で大分にも魅力的な試合がそろっているので、できるだけ早く購入して見逃すことがないようにしてほしい」と呼び掛けている。
大会は9月20日~11月2日に全国12会場で開催。各国代表20チームが4プールに分かれて予選40試合を行い、各プール上位2チームが決勝トーナメントで争う。