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別府市の散策会が「101回目の朝見ウオーク」 200回に向けて出発

101回目となった「朝見ウオーク」

101回目となった「朝見ウオーク」

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 地元ガイドと別府市内の自然や名勝地などを巡る「朝見ウオーク」の第101回開催が1月20日に行われた。足掛け9年10カ月。2019年の初回に、200回を目指す新たなスタートを切った。

18人が参加した第101回朝見ウオーク

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 朝見地区の有志でつくる「あさみ地域振興会」が2009年3月から毎月第3日曜に開催している。「朝見郷ロマン散策」と題して、別府の歴史を読み取れる同地区を起点に市街を回るコースを複数用意。毎回、会員がガイド役を務め、約2時間をかけて巡っている。2014年3月に50回、昨年12月に100回の節目を迎えていた。

 新年最初の回となった第101回開催にはガイド7人を含めた18人が参加。「初詣」をテーマに八幡朝見神社、八坂神社、秋葉神社など7社寺を巡る4キロのコースを歩いた。

 スタート地点の八幡朝見神社でおはらいを受け、10時すぎに出発。参加者は雨上がりの路地裏を散策しながら各所で参拝を重ねた。八坂神社では世話人代表の大野洋一さん(60)が拝殿の柱の外側に突き出た部分に彫刻を施す「木鼻」について、「装飾の種類にはバク、獅子、麒麟(きりん)、ゾウなどの動物もあり、ここの木鼻はバクを模したように見える」などと図例を示しながら解説した。

 昨年9月に岡山県から移住した重康由紀子さん(46)は、10月から毎月参加しているという。「歩きながら別府の歴史が分かるので勉強になる。いろいろな人と触れ合えるのも楽しい」

 開始時は1種類だったコースも、毎月異なる内容にしようと下見を重ね、12コースまでに増やした。「主に、観光地ではないところや地域に根差した文化を紹介している」と大野さん。会を立ち上げ運営に尽力してきた初代世話人の高崎富士夫さん(76)は「朝見地域の活性化を図りたいと始めた取り組み。ここまで重ねられてうれしい。移住者も増えてきているし、200回を目指して頑張りたい」と意気込む。

 2月は17日に開催。「雲泉寺源泉の恵みコース」で源泉から共同浴場までの道のりを散策する。参加費は大人700円、子ども400円(お茶、おやつ付き)。予約、問い合わせは高崎さん(TEL 0977-23-0592)まで。年間スケジュールはフェイスブックページで確認できる。

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