大分市中心街で開催中の「おおいた光のファンタジー2018」のインスタグラムフォトコンテストの入賞作品が1月22日までに決まった。グランプリに大分市の学生、長嶋大地さん(22)の作品が輝いた。
主催は大分都心まちづくり委員会(事務局=大分まちなか倶楽部、TEL 097-573-7377)、JR九州。画像共有アプリ「インスタグラム」を活用したイベントで、2018年11月16日~12月31日の期間に寄せられた1064点(昨年1088点)からグランプリ1点、準グランプリ2点、優秀賞5点含む93点の受賞作を決めた。
長嶋さんは一眼レフカメラで、JR大分駅府内中央口にある腰掛け用の大理石を鏡に見立てて、駅エントランスを逆さ富士のように撮影した。ライトアップの紫と青が映える幻想的な1枚で、「色合いが繊細で美しい」「安定感のある落ち着いた構図」「暖色と寒色のバランスが良い」との理由で選出された。
和歌山県出身の長嶋さんは大分大医学部の3年生。写真撮影は大学に入ってから始めたという。今回応募するに当たっては「何か賞が取れればいいな」と思っており、グランプリの一報には「何の賞をもらったのか、すぐには分からないぐらい驚いた」。「撮影時は人通りがなくなるまで粘った。審査員の方に『じっくりと時間をかけて撮影している様子がうかがえる』とコメントをもらい、うれしかった」と笑顔で話した。
実行委員会では上位8作品を収めたB1判ポスターを作製。ガレリア竹町ドーム広場の柱に2月1日~28日まで展示する。