大分ジビエ振興協議会(事務局・県森との共生推進室、TEL 097-506-3876)は2月9日から、イノシシやシカ肉のコース料理や商品などが当たる「大分ジビエスタンプラリー」を展開する。期間中の17日にはジビエ料理を無料で振る舞う催しも開催。2つのイベントで県民に国内有数の「ジビエ県」をアピールする。
スタンプラリーは初開催。県内でジビエ料理を提供している20店が参加する。賞品総額は約50万円で当選数は218本。特賞はジビエを使ったフランス料理のコースペア食事券(2万円相当、2本)で、A賞はイノシシ鍋やシカ肉ソーセージなどのセット(1万円相当、3本)。以下、県産ジビエの関連商品で、B賞(5,000円相当、10本)、C賞(4,000円相当、20本)、D賞(3,000円相当、60本)、参加賞(1,000円相当、123本)。
チラシに印刷された専用はがきに、参加店でジビエ料理を注文してスタンプをもらい、3つたまると応募できる。チラシはスタンプラリー参加店で入手できる。締め切りは3月15日。
スタンプラリー期間中の2月17日にはJR大分駅府内中央口で「大分ジビエPR day」を行う。昨年に続いて2回目の開催で、当日は11時と13時にイノシシ肉を使った「ぼたん鍋」を各回先着300人に無料配布するほか、12時から「大分の食文化を伝える会」が和食の「シカ肉のつみれそば」、洋食の「イノシシ肉のビール煮」、中華料理の「イノシシ肉の角煮」をそれぞれ先着100人に無料で提供する。
このほかジビエを使った串焼き、ソーセージ(以上100円)、コロッケ(150円)、ハンバーガー(500円)を限定販売する。会場ではスタンプ1つを押したスタンプラリーの応募はがきも配布する。開場時間は10時~14時。
協議会によると、大分県のイノシシとシカを合わせた捕獲数(6万9615頭・2017年)は北海道に次いで全国2位だが、利用割合は3.3%と低く、一般消費者への浸透もいまひとつという。県ではジビエ利用量を2019年度までに倍増させたい考えで、スタンプラリーとPRイベントで「ジビエ県」のさらなる浸透を図る。県森との共生推進室では「大分のジビエを知ってもらい、親しんでもらえるイベントを用意した。2つとも気軽に、お得に楽しめる内容なので利用してほしい」と呼び掛ける。