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大分のジュニアオーケストラ、10周年の定期演奏会に向け練習に熱

本番に向けて練習するグランシアタ・ジュニアオーケストラ

本番に向けて練習するグランシアタ・ジュニアオーケストラ

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 「iichikoグランシアタ・ジュニアオーケストラ」の第10回定期演奏会が3月30日、iichiko総合文化センター(大分市高砂町2、TEL 097-533-4004)のグランシアタで開かれる。結成10年という節目の演奏会を前に、練習の熱もひときわ高まっている。

音の強弱などをチェックする団員

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 同オーケストラは小学3年から22歳までを対象に、2009年4月に結成。グランシアタのホール付きオーケストラとして、月2回のレッスンを通して、3月の定期演奏会、各種イベントでの出張コンサート、県内の教育・福祉施設への訪問演奏会などを開いている。3月17日現在の団員数は73人。

 定期演奏会は同センターの主催。年度末の集大成の場で、今年は52人が出演を予定している。演奏曲目はボロディンの歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」、ビゼーの「カルメン」第1組曲・第2組曲、ブラームスの交響曲第2番ニ長調。団員の希望に合わせて選んだ。指揮は国際舞台で活躍する下野竜也さんが務める。

 今回は演奏が難しいとされるブラームスの作品に初めて挑戦。副館長の酒井宏さんは「10年の積み重ねで完成度はぐんと上がっている。ブラームス作品の中で最も美しいとされメロディーを楽しんでほしい」と強調する。

 本番まで2週間を切り、練習も追い込み態勢に入っている。3月17日は約40人が同施設のリハーサル室に集合。10時から夕方まで、弾き始めの音の出し方や強弱、テンポなど細かな部分を調整し、全体の音合わせを繰り返した。

 本年度は、5月のアルゲリッチ音楽祭や11月の国民文化祭・障害者芸術・文化祭にも出演しており、例年よりも練習する曲数が多かったという。酒井さんは「忙しく大変な1年だったが、その分、団として充実した。10年の集大成でもある節目のコンサートで最高の音を聴いてほしい」と来場を呼び掛ける。

 13時15分開場、14時開演。13時30分からは初級者のロビーコンサートを開く。チケットは一般=1,000円、高校生以下=500円、未就学児無料(3歳以下入場不可)。全席自由。

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