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大分県立美術館で「竹工芸名品展」 アビー・コレクション75点が里帰り

作品の説明をするモニカさん

作品の説明をするモニカさん

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 「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション メトロポリタン美術館所蔵」が現在、大分県立美術館OPAM(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)で開かれている。米国ニューヨーク在住のアビー夫妻が集め、メトロポリタン美術館が収蔵する日本初公開の75点を展示している。

大分県立美術館の「竹工芸名品展」

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 大分県芸術文化スポーツ振興財団などの主催。2017年から2018年にかけて米国ニューヨークのメトロポリタン美術館で開かれた日本の竹工芸展を再構成した。大分開催を皮切りに9月から東京、12月から大阪での巡回展を予定している。

 会場は九州、西日本、東日本の3エリアで構成。竹工芸の分野で初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された別府市出身の生野祥雲斎さん(故人)ら人間国宝6人を含む44人が手掛けた「里帰り品」を展示。花を挿したり果物を入れたりする籠、硯(すずり)を入れる箱、オブジェなど品格漂う竹工芸の神髄が並んでいる。

 同展を監修したメトロポリタン美術館アジア美術部学芸員のモニカ・ビンチクさんは「欧米で高い評価を受けた名品を観賞してほしい。若い世代にインスピレーションを感じ取ってもらえれば」と呼び掛けている。

 6月1日と8日の14時から出品作家によるギャラリーツアーを行う。参加無料(要展覧会観覧券)。9日13時30分からはトークイベント「竹工芸の未来を語る」、15日15時から演奏会「竹へのオマージュ」を開く。5月31日、6月22日・28日には学芸員によるギャラリートークを行う。

 観覧料は一般=1,000円、大学生・高校生=700円、中学生以下無料。開催時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。6月30日まで。

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