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ラグビーW杯日本代表白星発進 大分のファンゾーンも興奮のち歓喜

3本目のトライに沸く大分のラグビーファン

3本目のトライに沸く大分のラグビーファン

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 ラグビーワールドカップ2019日本大会が開幕した9月20日、日本代表は30-10でロシアを破り白星発進。大分県のラグビーファンも大分いこいの道広場(大分市東大道1)に設置されたファンゾーンなどに詰め掛け、大型画面に映し出される勇敢な桜戦士の活躍に大きな声援を送った。

前半の逆転トライに沸く大分のファンゾーン

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 20日は13時開場。260インチのスクリーンでパブリックビューイングを行う大型テントでは16時から大分県ラグビー大使の今泉清さんのトークイベント、17時30分から記念のオープニングセレモニーを行った。あいにくの雨となったが、仕事帰りの会社員らが次々と来場。18時を過ぎるとテーブル席やソファ席のほとんどが埋まり、来場数はこの日の札止めとなる約2700人を数えた。

 19時45分のキックオフの笛が鳴ると大きな歓声に包まれた。立ち上がりのミスから攻め込まれ、先制を許すと「あー」というため息が。前半11分にトライで5点を返し、さらに38分に逆転トライを決めると会場に割れんばかりの歓声が響き渡った。大分市内の20代の女性会社員グループは「もっと力の差があるかと思っていたのでハラハラし通しだった」とホッとした様子を見せた。

 12-7で迎えた後半は立ち上がりから攻め込み、3分にペナルティゴール、6分にトライを挙げて点差を広げた。14分に大分県佐伯市の日本文理大付属高校卒の具智元選手が交代で出場すると「来たー」「頑張れ」との大きな声援が飛んだ。

 試合はそのまま日本が逃げ切り、初戦を飾った。大分ラグビースクールの御沓稔弘校長(57)のグループは右頬に日本、左頬にロシアのシールを貼り、「ノーサイド」の精神で応援。「ロシアのディフェンスが想像以上に良くて驚いた。日本は次はもっといけると思う」と振り返った。

 大分市内の親子連れは試合終了後に周囲のファンとハイタッチして喜びを分かち合った。40代の母親は「子どもの付き添いで来たが、試合とみんなとの応援が面白くてはまった。次の日本戦も来る」と興奮した様子で話していた。

 ファンゾーンは大型ビジョンでラグビー観戦をしながら食事ができるエリアで、日本大会では12都市に16会場が設けられている。大分会場はJR大分駅南口に設置。開場日は大分開催5試合の前日と当日、日本代表や準々決勝以降の試合がある全15日で、開場時間は日によって異なる。次回の開場は9月28日で11時開場。日本対アイルランド戦など3試合のパブリックビューイングを行う。ゲストは指原莉乃さんら。

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